Sweet Brissie life

ブリスベンでのサトウキビ博士研究生活の甘くない備忘録

オーストラリアの農業開発関連組織

この前のイベントで、オーストラリア来て初めて途上国の農業開発の文脈にかすったのでまとめ、あとぼやき。

イベント自体はパブでクイズして学会参加者同士で交流しましょってくらい。主催はRAID(Researchers in Agriculture for International Development).

https://raidnetwork.crawfordfund.org

 

組織の名前の通り、国際農業開発のための研究者組織...といっても研究プロジェクトそのものを持っていたり動かしている様子はないし、むしろ農業開発に関心のある学生とか若手研究者の交流が主目的?

資金母体はCrawfordfundという団体。

https://www.crawfordfund.org

で、その団体が毎年オーストラリアの学生(オーストラリア人の必要はなく、オーストラリアの大学所属)を農業関連研究のために途上国に送っている。正確には、テーマと受け入れ先があれば資金補助してくれる。会場にいた人たちの話やホームページの過去の記録みる感じ、アフリカやアジアへの派遣がほとんど。

https://www.crawfordfund.org/next-gen/#Crawford_Fund_Scholar_Program

 

イベント中の会話に出てきたのは、ACIAR (Australian Centre for International Agricultural Reserch)というところ。こちらも名前の通り農業開発を主とする政府系援助機関で、JICAに近いかも。プロジェクトも体系立てて進行している様子。fellowshipとかもあるみたいだし、指導教官も過去にgrantをもらっていた?

https://www.aciar.gov.au

 

...とまぁ、ざっくり組織の存在を知れたくらいで農業開発の深い会話ができたわけでもない。それでも組織を知っておけば、後で機会を求めに探れるだろう。

 

それにしても、本当にすっかり農業開発というテーマから疎遠になってしまっている。情報収集すらほとんどしていない。今の研究もそれ以外の活動も、役に立ち得る知識や技術・スキルには繋がっているけど、その上位の文脈が(自分にとっては)欠けている。

 

だからもやもやしてるのかなってのも、半分あってるんだけど。でもきっとそれ以上に、普段の枠にはまったルーティンから抜け出す、目指す方向を定めるための行動してこれてないのが自分でもどかしいんだな。日頃から外部に接点を求めにいくこともそうだし。今回もささやかなイベントだったけど、それでももっとなりふり構わず声かけたり経験を聞いたり理想を話したりすれば機会を得られたかもしれない、今後につながるきっかけになったかもしれない。

 

今回のイベントだけじゃないし、なんでこんな億劫になってしまったのか。恥なのか失敗への恐れなのか何なのかも分からないけど。ダメ元ってよく言ったものだし、恥も慣れだし、何が当たりかも分からないのにリスク回避したってなにも変わらないのになぁ。コンフォートゾーンにいつの間にこんな縛られるようになったんだ。

 

正しいかも分かってないのに、正しいっぽいことに固執しすぎなんだよな。それこそ損してる。